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ご相談コーナー

子どもが夢や希望を持とうとせず、無気力な状態になってしまいました。どのように接したり励ましたりしていけばいいでしょうか。

 夢や希望を持とうとせずに、無気力な状態に陥っているという相談ですが、一口に無気力と言っても、大きく分けて二つのタイプがあるようです。運動や遊びは普通に行えるが、勉強だけが無気力で学習意欲に乏しい場合と、勉強だけでなく、朝起きるときから元気や食欲がなく、あらゆる行動が鈍く無気力な場合があります。
 無気力になったことには、様々な要因があります。近年は少子化社会となり、一人っ子の家庭が増えました。過保護に育てられたり、過干渉に育てられたりすると、依頼心が強く意欲の乏しい子になりやすいと言われています。また、健康が優れず病気がちであるために、学力が身についておらず、そのことが原因で無気力に陥るケースがあります。特にあらゆる生活に無気力な子どもは、そのことが原因で無気力に陥るケースもあります。特にあらゆる生活に無気力な子どもは、健康面の問題が背景にあることが多いようです。
 個々に要因は異なりますが、今回は家庭における基本的な対応について述べてみたいと思います。一点目は、やはり規則正しい生活をきちんと過ごさせることです。睡眠、運動、食事により一層心を配り、身体的にも精神的にも健康な状況を作ることに努めましょう。自室にこもらず、できるだけ戸外に出て親しい友人とコミュニケ-ションをするなどの機会も意識的に作りたいものです。二点目は、遅れている学力を身に付けさせよう、早くよくしようとすると、とかく子どもの長所よりも短所や欠点に目が先に行ってしまいがちです。意欲がない場合は、不得意な教科に力を入れるよりも、好きな教科、興味のある教科に力を入れて学力向上を図るとよいでしょう。好きな分野がさらに上達すれば、自信もつき、視野も広がり、そこから将来の職業選択の道も開けてきます。自分はどういう力があって、何がしたいのか、そのことに気づく手伝いをするところから、子どもの確かな夢や希望を形作っていきたいものです。

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