令和７年度定期総会において宣言決議文が採択されました

宣 言 決 議 文

　鹿児島県ＰＴＡ連合会は，「子どもを守り育てる最終責任は保護者にある」という認識のもと，全ての子どもたちが心豊かでたくましく成長するよう，様々な活動を展開し，本県教育の充実振興に寄与してきています。
　数年続いた新型コロナウイルス感染症拡大により，ＰＴＡ活動が自粛を余儀なくされてきたこと，またＰＴＡの意義についても十分理解が図れなかったことから，ＰＴＡの重要性に対する認識も次第に薄れてきつつあり，　ＰＴＡ組織の運営体制や運営方法が不透明になってきています。今まさに，ＰＴＡの未来のあるべき姿を共に考え，ＰＴＡの在り方自体の見直しを図る時期にきていると考えるところです。
　ＰＴＡ活動の本質は，保護者と教職員が一致協力して「心身ともに健全な子供の育成」を実現していくことは，私たちを取り巻く環境がいかに変化しても決して変わることはありません。私たちはこの本質をについて，さらに認識を新たにし，今後も相互のコミュニケーション及び学校・地域との連携・協力を深めながら，「創り出す未来を，ともに！」を合言葉に，これまで以上に工夫・改善・充実した活動を推進するＰＴＡでありたいと願っております。
　令和７年度鹿児島県ＰＴＡ連合会定期総会において，これまでの実践を更に積み上げるために，次の事項を決議します。

一 　生活環境に応じた基本的生活習慣や学習習慣の改善・確立を図る中で，家庭における温かい対話を増やす　ことに努めます。

一 　地域や学校と連携・協働し，安全・安心に関する活動や交流活動・体験活動・体力つくり活動の推進に積極的に取り組むとともに，いじめのない心の通い合う人権意識に立った環境づくりに努めます。

一　 インターネットを介したトラブルやネット依存の状況に陥らせぬよう，フィルタリングの設定や家庭のルールづくりを通して，子どもたちが情報端末機器を正しく・上手に活用できるとともに得られる情報を正しく判断できるように努めます。

一　 親としての学びの場を自ら求め，家庭や地域，所属団体への学びの還元を心掛け，活動の活性化に努めます。

一　 ＰＴＡの目的・意義についての研鑽を深めながらＰＴＡ活動の本質を見極め，つながりを大切に，相互の立場を尊重するとともに，助け合いの精神を重視しながら時代の要請に応じたＰＴＡ活動の実践に努めます。

一 　子どもたちが，質の高い教育を持続的に受けられるよう，学校教育についての理解を深めるとともに，ＰＴＡ活動における「保護者（Ｐ）と教職員（Ｔ）」の連携・協力に努めます。

令和７年６月７日（土）
令和７年度鹿児島県ＰＴＡ連合会定期総会