鹿児島県PTA連合会 -目を合わせ、教えることを通して-

 県ＰＴＡ連合会としましては，お互いが繋がり語り合える場を提供したいということから,本年度もコロナウィルス感染防止対策を図る中，対面式で実施しました。
 今年度は，研修１として，コロナ禍においても歩みをとめない各市郡Ｐ連の工夫した取り組みについて，志布志市ＰＴＡ連絡協議会と姶良市ＰＴＡ連絡協議会から発表していただきました。志布志市ＰＴＡ連絡協議会の発表は，１１年間続いているレシピコンテストについて，市内全単位ＰＴＡが連携協力し保護者と子どもたちが一緒になってレシピつくりをする様子やその後の表彰，給食での紹介と市をあげた取組になってきていることについての発表がありました。姶良市ＰＴＡ連絡協議会においては，「できるときに，できる人が，参加できるＰＴＡ活動」の在り方や組織作りを研究しながら，役員の負担を改善し，専門部活動の組織編成をしながら，交流会活動や広報・研修会活動等を充実させてきている様子が発表されました。これらの発表において，子どもとの関わりの大切さ，大人としての資質向上の在り方，保護者・学校・地域・行政との繋がりを今後さらに築いていくことの大切さなど，多くのことを提案していただきました。
 研修２においては，研修１の発表や各市郡Ｐ連の現在の活動の様子をもとに，県内の異なる地域の各会長によるグループワークを行いました。グループの話題は，ＰＴＡ活動の活性化や会議の在り方，組織と役員選考，少子化に伴う会員減少，コロナ禍における行事等が縮小されていることなど、課題や解決策等について，時間が不足するほど活発な意見交換が行われました。
 引き続き，区域別連絡会を行い，これからの区域内の各市郡Ｐ連会長同士の連携や情報伝達について情報交換がなされました。既に連携体制が構築されている区域がある一方で、課題を感じている区域もあり，区域内の連携が図れるための時間となりました。
 最後に県教育庁社会教育課の慶田弦社会教育係長から講評がありました。子どもたちが健やかに育ってほしいという原点に返ることの大切さ，そのためには，家庭や地域が一体となって子どもたちと真っ直ぐに向き合うことの大切さや，そのために人と人が繋がるＰＴＡ活動であることの大切さなど，具体例を示していただきながら，多くの御示唆をいただきました。
 各市郡Ｐ連の要である会長さん方をはじめ各役職にある方々が，ＰＴＡ活動の在り方や今後の運営について，振り返る機会が提供できました。

2022年9月15日