新型コロナウィルスの影響で、心の中に、強い不安や恐怖を抱いている人も多いと思います。わたしにもそういう気持ちがあります。それは、人が、自分や大切な人の命を守るために起こる自然な気持ちの1つです。しかし、そういう気持ちがあまりに大きくなり過ぎると、時に、他者に対する誹謗中傷・いじめ・偏見・差別を生みだす気持ちにつながることもあります。
わたしたちは、今、未来を信じる強い心が必要です。冷静に判断する力が必要です。より一層、他者をいたわる優しい気持ちが必要です。改めてPTA活動の本質である「未来に生きる子どもたちを守るために」、家庭・学校・地域がそれぞれの立場でできることを行いながら、長年にわたり培ってきた豊かなつながりの力を信じ、一日も早く感染が沈静化し、心穏やかな日々が訪れることを願います。
鹿児島県PTA連合会 会長 太田敬介