8月19日、三反園知事と東條県教育長に対し、高等学校等卒業予定者のための就職支援をお願いするとともに、経済団体と鹿児島労働局に対し、県連合校長協会と合同で県内就職促進のための取組を要請しました。 ※鹿児島労働局は20日
鹿児島労働局から発表された本年3月の新規高卒者の就職内定率は99.7%と平成以降最高値となり、県内内定率も99.4%と高い水準で推移し、県内就職割合は52.2%と8年連続で県外を上回っています。
しかし、半数近い生徒が県外へ就職している状況であり、本県は高校生の県外就職率が全国でも上位となっています。また、3年以内の離職率も全国平均を上回っています。
こうした実情を踏まえ、障害のある生徒も含め、生徒が一人でも多く県内に就職できるよう、きめ細かな情報の提供や求人の早期提出と早期選考の実施、雇用条件の改善などについて依頼しました。
これに対し、経済団体からは、「人手不足が深刻化しており、高校生の皆さんに地元へ目を向けてほしい。県内には日本トップレベルの技術を持った企業もあり、生徒達が知らないのでもっとアピールしていきたい。保護者にも地元企業を知っていただくように、保護者への説明の機会を増やしていきたい。」などの意見も聞かれました。
就職は人生の大きな節目です。都会への憧れや給料の高さだけで決定するのではなく、もちろん、働く環境を見極めることも重要ですが、自分がその会社でどう活躍できるか、10年後の自分がどうなっているかなど、生き方を考えるチャンスでもあります。
同時に、企業の重視している協調性やコミュニケーション能力、言葉使い、マナーといった基本的な生活態度など、親の関わりが大きい分野もあります。この機会に、親子で、「就職する」ことについて、「働く」ことについて、じっくりと話し合ってみてはいかがでしょうか。
三反園知事への要請 |
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