来春の新規高卒者への求人開始にともない,県PTA連合会は県連合校長協会と連携し,7月12日(金)には経済5団体に対し,7月22日(月)には県知事等に対して新規高卒者の就職枠拡大の要請を行いました。
今春の新規高卒者の就職内定率は98.7%と,昨年同期に比べ0.4ポイント上昇するとともに,県内への就職内定者数も,昨年に引き続き県外就職者数を上回るなど,一時期からすると改善傾向にあります。
しかしながら,アベノミクス効果が雇用の拡大まで至っているとは言い難く,また,本県においては進出企業の撤退が相次ぐなど,来春の新規高卒者を取り巻く就職環境は予断を許さない状況にあります。
このため,鹿児島県経営者協会・鹿児島県商工会連合会・鹿児島県中小企業団体中央会・鹿児島県工業倶楽部・鹿児島県商工会議所連合会の経済5団体に対し,新規高卒者の就職枠を維持・拡大するよう文書で要請するとともに,県外への流出を防ぐための求人の早期化,障害のある生徒の雇用の確保等についてもお願いしました。
また,県知事・県教育長・鹿児島労働局長に対しても,県を挙げて就職支援の取組を一層推進するとともに,経済団体等への働き掛けを要請しました。
郷土鹿児島の発展は,次代を担う若者の双肩にかかっています。一人でも多くの生徒が希望する職業に就けるよう,今後ともあらゆる機会を捉え,積極的に取り組んでまいります。
鹿児島県商工会議所連合会に対する 採用枠拡大の要請 (12日) |
伊藤鹿児島県知事に対する 就職支援の依頼 (22日) |
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