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「県PTA活動研究委嘱公開南さつま市大会」報告

県PTA副会長  石躍 隆利

 平成24年12月1日(土)南さつま市市民会館において,「ふるさとを愛し,心豊かでたくましい子どもを育てるPTA活動はどうあればよいか」を研究主題として,標記の大会が開催され,南薩地区のPTA会員650名が参加しました。
 まず,オープニングとして,鳳凰高校による元気で,素晴らしいチアリーディングが披露されました。
 研究発表として,小湊小学校PTAより,『地域の特性を生かし,活性化をめざすPTA活動』と題して,児童数33名ながら,近郊の小学校や交流校に呼びかけ,約200名が参加しておこなわれた地引網やノーテレビ・ノーゲームDayの実施,会員一人一研修として,全会員一回は研修に参加していること,PTA総務部に後継者育成のため,2名の部員を新たに加えてこと等が,紹介されました。
 続いて,加世田中学校PTAより,『学校と連携した家庭学習の充実~90・10運動をとおした取組の推進~』と題して,家族みんなで協力し,生活のリズム・スタイルをつくるため,「毎日90分以上は,自宅で勉強をしましょう。毎日10分以上子どもと関わりを持とう。」いう『加中家庭学習90・10運動』を実施した結果,90分以上の家庭学習時間が全生徒の36%だったが55%にアップし,逆に,60分未満の家庭学習時間の37%から22%になったことが報告されました。
 2校とも,現状を改善するために種々の実践を行い,その成果と課題が報告され,今後のPTA活動の取組の方向性も示されました。
 最後に,『「想い」を「かたち」に,そして,「世界」に』と題して,㈱エルム代表取締役 宮原 隆和氏による講演があり,無いものにチャレンジすることがチャンスを生み,社会に出ると答えのないことが,たくさんあり,唯一の答えはない。たくさんある答えの中から,一番良い答えを選ぶ力を身につける力である『地頭力(じあたまりょく)』をつけることが重要であると講演され,大変充実した研修会となりました。
 大会運営に係わられた関係の皆さんご苦労様でした。

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研究発表(小湊小PTA) 講演(宮原 隆和 氏)
2012年12月12日

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