8月28日(月)自治会館において,平成24年度第1回の「市郡P連代表母親委員研修会」が開催されました。午前中は鹿児島心理オフィスの臨床心理士今村葉子先生による「相談事例からみえる最近の親子関係」というテーマで指導講話がありました。不登校やいじめの問題にある背景を情緒の面からだけではなく,子どもの発達課題(各発達段階で達成しておかなければならない課題)の達成や家族関係の面から捉えることも大切であるということなどが話されました。特に①自分で起きる。②手伝いをする③小遣いを計画的に使える。を身に付けさせることの大切さを強調されました。また,家族の中でしっかり親子の上下関係が確立されているか。過保護,過干渉になっていないか。祖父母等が必要以上に家族に介入していないかなどの指摘もありました。また,「心のウソと事実のウソは違う」「いじめられた事を話すのは死ぬよりこわい」という子どもの心理等も紹介されました。これまでの子育てを反省し,今後どうしていけばよいかなど大変参考となる内容でした。 午後からの研修会では全体会とグループ討議がなされました。指導講話を主題にしながら,各学校の課題,参加者自身の課題等について,和やかな雰囲気の中で活発な意見交換がなされました。次回は,平成25年1月25日(金)に開催される予定です。
今村先生の指導講話 | グループ討議の様子 |