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第62回全国高等学校PTA連合会大会和歌山大会に参加して

石躍 隆利(県P連副会長)
 平成24年8月23日(木)~24日(金),標記大会が和歌山ビッグホエールをメイン全体会場に,県内6ヵ所を分科会場に『和をもって響き合え!~つれもて広げる 共育の輪~』をスローガンに,日本全国から約10,000人のPTA会員が参加して開催され,鹿児島県からも124名が参加しました。
 大会1日目は,全体会が開催され,アトラクションとして,何度も全国大会に出場経験のある和歌山県立向陽高校吹奏部が,見事な演奏を披露しました。
 次に,表彰式があり,これまでPTA活動に尽力された個人及び団体に対して表彰状,感謝状が授与され,鹿児島県からも一個人,一団体が表彰されました。
 午後の講演では,「はやぶさと和歌山大学の関わり」と題して,和歌山大学観光学部教授 尾久土 正己(おきゅうど まさみ)氏による講演があり,大学内に宇宙教育研究所を立ち上げ,「惑星探査機はやぶさ」をサポートした際のエピソードを楽しく紹介したのち,自身が制作された,実写とCGを交えた音楽DVDを鑑賞しました。
 この講演をうけて,宇宙科学研究所教授で探査機「はやぶさ」のプロジェクトマネージャーでもある川口 淳一郎氏による~「はやぶさ」が挑んだ人類初の往復の宇宙旅行,その7年間のあゆみ~と題して,基調講演がありました。
 その中で,小惑星探査の意義や「はやぶさ」の飛行中の数々の故障や困難に直面しながらも7年かけて小惑星イトカワと地球を往復して帰還する中で得られた教訓として,新しいことを始めるためには,まず「ルールや規則を外してみる」という型破りなやり方で,リーダーが力強く,けん引していくことが大切とか「高い塔を建てなければ,新しい水平線は見えてこない」と講演されました。
 大会2日目は,分科会が和歌山県内6か所で開催されましたが,「家庭教育とPTA ~もう一度考えよう 家庭教育の役割とPTA活動~」をテーマとする第4分科会に参加しました。実践発表では,4つのPTAから報告がありました。その中で,1年生の保護者を対象に「家庭教育に関する保護者学習会」を開催しているPTA,学校行事や支部活動の連絡に一斉メールを導入して学校と保護者のつながり,子どもとのつながりを密に持とうと努力しているPTAなど,参考になるような発表があり,大変有意義な大会でした。
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1万人が参加した全体会 基調講演 川口淳一郎 宇宙研教授
2012年8月30日

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